イスタンブールで最高のサバサンドを食べたい
イスタンブールの隠れたソウルフード的な存在としてサバサンドというものがあります。地球の歩き方をはじめとする観光ガイドにも必ずと言っていいほど掲載されており、特にガラタ橋付近の船で作られているとして紹介されていることが多いです。今回は私がイスタンブール旅行の食事のハイライトともいえるサバサンドとの出会いと、失敗しないための選び方をレクチャーしたいと思います。
黄金船のサバサンドを買ってはいけません。
いきなりぶっこませていただきました。多くの観光紙に載っている黄金船のサバサンド。そもそもどこにあるのかというとガラタ橋の旧市街側の海沿いにいくつか船が止まっているのが、サバサンドの黄金船になります。私自身、橋の付近にあると聞いていたので橋に横付けしているのかなと勘違いして当初は見つかりませんでした。また、橋のブルーモスク等のあるサイドには船が泊っていないこともあって見つかりにくいのですが、スレイマニエモスクがある方の海沿いには泊まっていました。
黄金船でのサバサンドの詳しい位置はこちら
私は、黄金船のモノは見つからなかった時点でガラタ橋の旧市街側のレストランについている屋台にてファーストサバサンドをいただきました。
店舗の外で屋台としてサバサンドのみ売っているという形態。鉄板ですでに焼いてあるサバを温めなおすスタイル。
何よりもパンが固い。フランスパンなので外側は仕方がないが、中の白い部分もパサパサしていて顎が疲れてしまう。
あれ?ビミョーでは?なんだかパンがぶ厚すぎてなかなかかむのが大変。サバも暖かいわけでもなく、特別な味付けもなく、骨も多くてゴワゴワしている。自由にかけられるレモン汁をパンにかけて柔らかくしてまあまあおいしいといった印象。非常に残念でした。これは黄金船のサバサンドも同じ。何が悪いのか考えたところ、
①効率重視ですでに焼いてあるサバ。冷めていて骨がある。
②ぶ厚すぎるパン
③レモンと塩を自分でかけるため調理過程での味付けがほぼないこと。
この二点がサバサンドを残念にしてしまっているのだと考えました。
最高のサバサンドとは?
いろいろと検討した結果最高のサバサンドと出会うことができました。その条件が
①注文してから炭火でサバを焼いてくれる
②パンではなくトルティーヤのようなラップタイプである。
③スパイスでの味付け
サバサンド(ラップタイプ)はどこで食べられる?
さてこのサバサンドがどこでいただけるのか。ズバリ、新市街側のガラタ橋付近の沿岸で味わうことができます。見た目の目印はすでに焼いてあるサバが展示されていないこと。炭火焼の網が用意されていること。発泡スチロールの上で焼いている小さな屋台のようなお店でもこのサバサンドは食べられるのですが、今回は店舗を見つけたので紹介してきます。この、お店は料理の味はもちろん、店から見える金閣湾の美しさをも堪能できます。
この水色のお店。発泡スチロールの上で炭火で焼いている屋台がこの辺りにあると聞いて、散策していたら発見。
↑地図でいうとこの場所です。
よく見てみると、炭火かどうかはわからないが、網で魚を焼いているのが分かる。屋台のワゴンにはサバサンドが見当たらなかったが、サバサンドがあるか聞いてみた。
一昨日食べたものとは全く見た目が違う。トルティーヤにまで焦げ目がついていて、紙越しにつかんでも熱いくらいにホカホカ。そしてカリカリ。
サバはホクホク。骨がしっかりと取り除かれている。野菜との一体感が絶妙である。不必要な噛み応えは一切なく。むしろ外カリ中フワといった感じ。ハラペーニョがはいっているのかピリ辛で病みつきになるおいしさ。実は味付けに醤油を使っているらしくそれもおいしいポイントです。
外観からもわかるように、5階建てで窓がなく、金閣湾を望める隠れスポットでもある。5階の窓際にはお洒落な柵があるので私たちはその前で何度もインスタ映えな写真を撮りまくってしまった。
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