ブルネイは非常に狭い国(三重県ほど)更に国土の多くがマングローブ。街の中心部から空港までも徒歩で2時間ほどの距離感である。そこで安く移動したいと考えた私は街中を歩いて移動できないかと考えた。日本で事前にGoogleマップで徒歩ルートを見た時に果たして歩道があるのか?と心配になったものの、観光に行く人が少なく情報が少ないため、いくら調べても歩こうと思えば歩けるのかわからなかった。Googleマップのストリートビューですらほとんど写っていない。今回はそんな旅人に向けて、ブルネイでの徒歩移動の可否とその他の交通事情を紹介していく。
まずブルネイという国での基本的な移動手段は車である。国土が狭く電車が通っていない。石油産出国で国民が裕福でガソリンにも困らないこと、日中は出歩けないほどの気温、敬虔なイスラム教の国であるからお酒を飲む人もいない。このような条件が揃っており、車に乗らない理由がないのである。では観光客はどんな手段で移動すれば良いのか。
バス
1BNDで乗車可能。営業時間が「AM6時~PM8時」中心部のバスステーションなら乗りやすい。その他の場所からは30分から1時間くらいバスが来ないこともザラとのこと。病院行きのバスはやたら通った印象。
タクシー
流しのタクシーはまず捕まらない。ブルネイ国内全体で50台ほどしかないと言われており、基本的には空港のタクシー乗り場やホテルに呼んでもらう以外には乗る事はできないだろう。料金は交渉制で空港から市内まで25BND、エンパイアホテルまで35BND程という情報があった。
Dart
Uberやgrabといった配車サービスがブルネイにもある。それがDart。ブルネイの現地資本のアプリです。専用のアプリを入れて登録をすれば出発地と到着地を指定すればタクシーが来てくれる。距離に応じた料金のため交渉の必要もなし。配車を依頼する前に確定された費用が提示され、バスが走らない夜間の時間でも呼ぶことができる。支払いは事前チャージ型のクレジットカード決済と現金での決済が選択可能。どこでも呼べて非常に便利。タクシーよりも安い。地名をGoogleマップ等からコピペした時に全然違う位置を指し示すこともあったので大体の目的地の場所を頭に入れた上で、よく確認してから運転手を呼ぶのが良いだろう。
利用方法
プライベート運転手
ホテルなどで頼むことで運転手を時間あたりの料金で雇うことができる。エンパイヤホテルの従業員に聞いたところ、教えてもらえた。時間制で自分が聴いたときには時間で100BND,5時間で150BNDといわれた。観光地に行くたびにDartに乗るよりは安くなると思われる。
ヒッチハイク
国内でブルネイで徒歩移動が可能かを調べていたところ、車に乗せてくれたという情報が多かったのだが、まさか自分もヒッチハイクができるとは思わなかった。ヒッチハイクといっても手を挙げたわけではなく、バス停で待っていたら現地の人が車を停めて乗せてくれたのである。どこの国でも信用するわけではないが、まず隣の現地人を乗せようとしていたこと、事前に治安が良くヒッチハイクがよくあるという話を知っていたこと、子連れだったことを踏まえて信用することにした。非常に親切で時間も短縮できて助かった。狙ってできるものではないが現地の人と交流できるのは嬉しい。
徒歩
冒頭にも述べたように、ブルネイの国民はどんなに短距離でも基本的に車で移動する。車がない場合にはバスを利用する。そのため歩道の整備、横断歩道の確保、歩行者用の信号が街の中心地を除けばが不十分であり、歩道がなかったり、途切れていたりする。そのため、中央分離帯や、道路脇の草地やガードレール裏を歩く必要がある。信号や横断歩道がない場所を渡る必要があるため、車の様子を見て道路を横切る必要がある。
治安はいい。というか他に歩いている人がいないため安全ではある。
オールドモスクからニューモスクへ
オールドモスク付近は人が歩ける場所であり、橋なども徒歩が想定されているが橋を渡り切ったあとにはガードレールの外側や中央分離帯、病院の駐車場を歩いたのち、住宅街を歩いて目的地へ到着。住宅街のあたりは車のとおりも少なく歩きやすい。
ニューモスクからナイトバザールへ
距離的にはかなり近いのだが、路の構造上歩くと結構な距離になる。そのためガードレールの中の森のような部分を通ってショートカットしようとした結果、沼地に足を突っ込み、服も靴もびしょびしょになってしまった。またナイトバザール付近の道路を歩いていたところ、暗闇の中から犬が吠えながら追いかけてきて非常に恐怖を覚えた。
まとめ
・おすすめはDart
・徒歩を想定した街づくりはされておらず、かなり徒歩移動は困難
・歩くことが不可能であるとまでは言えないが、店や街並みを見るということが目的である場合その様な風景はないため、交通費を浮かせるという人向けである
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