【ブルネイ旅行記】7つ星ホテルステイと街歩きモデルコース

旅行

今回は世界に2つしかない7つ星ホテルが比較的リーズナブルに泊まれるということを目当てにブルネイという国を観光してきた。国内から直行便があるものの旅行の目的地になりにくく、ホテルに泊まること以外の情報収集が非常に困難であった。今回は実際に旅行をしてみてのスケジュールや特に街の観光の足取りを残して興味のある方の参考になる記事となればよいと思う。

ブルネイとは

ブルネイ・ダルサラーム国、通称ブルネイは東南アジアの小さな国で、大きさは三重県ほどしかない。イスラム教文化が根付いた美しい国である。絶対君主制を採用し、スルタンが国を統治している。この国の豊かさは、豊富な石油と天然ガスの産出によるもので、高い生活水準と無料の医療、教育が提供されている。ブルネイには多くの宗教的儀式と自然美が魅力で、観光客には宗教建築物や自然公園、美しいビーチが楽しめる。ブルネイは小さな国ながら、その富と独自の文化で注目を浴びている。

基本情報

位置: 東南アジアに位置し、マレーシアのサラワク州に囲まれている。ボルネオ島の一部。

首都: バンダルスリブガワン(バンダルスリブガワン市)が首都であり、政治的中心。

時差: 日本とは1時間

通貨: ブルネイ・ドル(BND)。一部の場所ではマレーシアのリンギットも受け入れられ、シンガポールドルとはレートが全く同じで利用も可能。1BND≒100円

公用語: マレー語が公用語で、英語も広く使用。観光客は英語が話せれば観光で困ることはない。

気候: 熱帯雨林気候で、一年中高温多湿。年間を通して降雨があるが、特にノースウェストモンスーン期に降水量が多い傾向。

雨季: 11月から2月にかけてが雨季で、急激な雨が頻繁に降る。乾季は6月から10月まで。

治安: ブルネイは一般的に治安が良く、犯罪率が低い国として知られている。裕福であること、外を歩く人が少ないことが要因だと思われる。ヒッチハイクも安全にできる。

費用

宿泊費68,000円(2泊)

航空券85,760円

ツアー参加30BND=3,284円

移動交通費39.5BND(18.70+11.90+8.90)=4,324円

ホテル内食費103.40BND=11,320円

ロイヤルレガリア5BND=547円

ナイトバザール5BND=547円

SIMカード8BND=879円

合計 174,661円

レポ

8月6日17:00空港到着

時間通りに到着。キャッシングの際にクレジットカードを紛失というトラブルに見舞われるが、両替とSIMカードの購入を済ませて、ホテルへ。Dartという配車アプリを日本でダウンロードしておいたのでSIMカードを入れたのち呼ぶ。乗り場は場内案内を確認すれば迷うことはない。空港内にモスクがあることが印象的であった。

空港内のモスク。この横を抜けていくとピックアップエリアがある。

17:30 The Empire Burunei ホテル着

世界に2つしかない7つ星ホテルの一つともいわれる高級ホテル。南シナ海を見渡しながら、羽を伸ばし、忘れられない贅沢なひと時を過ごせる至高の空間、ジ・エンパイア・ホテル&カントリークラブ。ブルネイ流の温かなおもてなしと細やかなサービスで名高い国内最高級のホテルとなっている。今回の旅行の目的もこのホテルに泊まるためであった。7つ星といえでも1泊3万円ほどで宿泊できる。

8月6日~8月8日ホテルステイ

180ヘクタールの敷地内には、ビーチ、プール、ラグーン(潟湖)、海を望むゴルフコースに加え、インターナショナルレストラン、キッズクラブ、映画館、スパ、多彩なスポーツアクティビティに充実の施設を揃えている。

プールサイドでまったりとした時間を過ごすことが滞在の中心であった。食事もおいしく、施設、設備も豪華で幸せな時を過ごせた。

14:00 チェックアウト

フライト時間を伝えると、ホテルの計らいでチェックアウト時間を14時に遅らせてもらえた。ギリギリまでプールサイドで寝ていた。Dartを呼び、街へ向かうことに。

14:20~14:40ジャミ・アス・ハサナル・ボルキア・モスク

壮大なイスラム教寺院で、1992年にスルタン・ハサナル・ボルキア・スルタンの統治下で建設された。美しい白と金の外観を持ち、特徴的なドームとミナレットが印象的。モスク内部にはイスラム様式の華麗な装飾が施されており、礼拝の場所として使用されている。また、広大な敷地には美しい庭園と池があり、静寂な雰囲気を提供している。

ホテルから車で15分ほどで到着。内部へは署名をすると見学することができる。礼拝の部屋などがあるが見るものは多くない。外から見た際の豪華さが注目ポイントである。

15:05~15:40ロイヤル・レガリア

ブルネイの王室の宝物や歴史的な遺産を展示する博物館。美しい宝石、宝飾品、宮殿の装飾品、王室の衣装など、ブルネイの王室の豪華なコレクションを通じて国の歴史と文化を体験する場所として訪れる価値がある。

ジャミ・アス・ハサナル・ボルキア・モスクから徒歩で向かっていた。40分くらいかかるとのことだったが、あまりに暑すぎて途中のバス停でバスに乗ろうかとも思い、バス停で座っていたところ、現地の親子にヒッチハイクしてもらい目の前まで送ってもらえた。内部は涼しく、歴史やそれにまつわる貴重な品が並ぶが元々詳しいわけではない為さらっと見回る程度にとどまった。観光スポットが少ない為立ち寄ったが時間がない場合にはパスでよいかもしれない。

15:45 キンアゲマーケット

ロイヤルレガリア周辺がバンダルスリブガワンの中心地といえ、見る場所がいくつかあるようだ。5分ほど歩くとキンアゲマーケットがある。「ブルネイ 観光地」と調べるとそこそこ候補に上がるマーケットである。朝市ということもあって昼には全くもって廃れていた。野菜や果物を売る事が多いと思われ現地人向きな気がした。

16:00~16:30スルタン・オマール・アリ・サイフディン・モスク、BIBDフレーム

スルタン・オマール・アリ・サイフディン・モスクは、ブルネイに位置する印象的なイスラム教寺院で、その美しいデザインが魅力である。モスクの周囲には美しい庭園と装飾的な要素が配置されており、訪れる人々に静かな神聖な雰囲気を提供しており、観光客や信者たちにとって訪れる価値のある場所となっている。近くにはフレームがあり、屈指のフォトスポットとなっている。

キンアゲマーケットから歩いて10分ほど。このモスクはブルネイのランドマークといえ、このモスクの写真がブルネイといえばで一番最初に出てくることが多い。モスクの中も見学することができるが、信者の方がお祈りをする時間が定期的にあり、決まった時間にのみ中を見学することができる。

16:40~17:40テングザル、マングローブボートツアー

ボルネオ島固有種のテングザルや様々な野生動物が見られるかもしれないツアー。川沿いのボートと交渉するとすぐにマングローブの林まで連れて行ってくれる。

モスクから川沿いを歩いて10分くらいの場所にボートが泊まっており、交渉することでツアーや水上都市に行くことができる。テングザルをはじめ、ワニや鳥といった生物の他水上都市をボート上から案内してもらえた。

17:40~18:00カンポンアイール

河岸から見える巨大な水上集落に行くこともできる。ブルネイの伝統や文化を表す水上集落は実際に4000人ほども住んでいる非常に巨大な集落で、学校やモスクも存在する注目すべき観光地である。

観光地として紹介されるが、普通に現地の人々が居住しているため、中に入ることなどは決められた場所以外はできない、また木でできた通路はやや不安定で足元には注意して歩いた方がよい。かなり特殊な景観を楽しむことができ、多くのネコと出会えるのも大きな魅力である。

 

 

18:00~19:10 スルタン・オマール・アリ・サイフディン・モスク、BIBDフレーム

フライトの時間を考えたこと、夜のモスクを見ておきたいということで18時頃から日が暮れるまでモスクの正面の写真が撮りやすい場所のベンチで1時間ほど待機。この時間になると比較的涼しく、過ごしやすい気温になる。

モスクは夕方ごろが最も美しいと感じた。

19:45 ジャミ・アス・ハサナル・ボルキア・モスク

スルタン・オマール・アリ・サイフディン・モスクから歩いて40分ほどで昼間に来た、ニューモスクに到着。この国は歩道がほとんどないので中央分離帯や道路横を何とか歩いてたどり着いた。ライトアップされたモスクは昼間と違った魅力があり、大変美しかった。

20:00 ガドン ナイトマーケット

ニューモスクから20分ほどでナイトマーケットに到着。直線距離はそうでもないが、円形交差点や湿地を通るなど歩いていくことは想定されておらず、困難であった。

ナイトマーケットの規模としては他の東南アジアと比較して大きいわけではない。また、ブルネイならではのものが食べられるわけでもないが、とにかくリーズナブルに現地料理をたべられられるのが良い。逆にいえば他にナイトマーケットがないので観光客も現地人も大体ここを訪れる。ナシゴレンとバナナフライ、ライムジュースを食して5BNDだった。

21:00 空港到着

ナイトマーケットにこれ以上の用事もなく、やることもないので少し早めながら空港に向かう。ナイトマーケットにDartで車を呼ぶと10分足らずで空港に着いた。空港ではジョリビーで食事をしようかとも思ったが、ナイトマーケットでたらふく食べた後で今回はあきらめた。空港は冷房が効いていて寒かった上に一日中歩いて眠かったが、何とか飛行機に乗れた。

00:45 フライト

日本へのフライトはこの時間がデフォルトである。空港で長い時間を過ごすことになるので、それを念頭に置いておく必要がある。搭乗前の椅子で眠りかけておいて行かれる危険もあった。

まとめ

ブルネイという小さな国の魅力を存分に堪能し、その素晴らしさに魅了されたこの旅であった。ブルネイでは、世界に2つしかない7つ星ホテルで贅沢なひとときを過ごすことができることを発見した。しかしこの国は、ホテルに泊まること以外にも、宗教建築物や水上集落、美しいモスク、そしてナイトマーケットなど、探求するべき魅力的な場所がたくさん広がっている。

ブルネイの独自の文化や風景に触れ、その美しさに魅了された。また、ブルネイの人々との出会い、地元料理の味わい、そして歴史的な遺産に触れることができたことは、この旅の宝物であった。

ブルネイは、あまり知られていないかもしれないが、その魅力は言葉では表現しきれないほど大きかった。この記事が、ブルネイへの興味を持つ方々にとっての参考となり、新たな冒険への一歩となることを願っている。ブルネイ、さようなら。また会う日まで。

 

スポンサーリンク
スポンサーリンク
スポンサーリンク
旅行

コメント

タイトルとURLをコピーしました