「和の風情漂う秋の京都」- 美味しい食べ物と文化に触れる旅へ

旅行

今回の京都観光は秋の紅葉を楽しむ旅となりました。紅葉は全体的には色づきはじめで、見頃はこれからという寺院、神社が多かったのですが実際に観光してみた感想と観光するにあたって工夫する部分をまとめていこうと思います。

まず前提として今回の旅行は京都にある知人宅に宿泊したため、宿泊費は無料でした。ホテルは問題ないかと思いますがこの時期の京都は東京に比べて寒いので寝れずに起きてしまったことがありました。外を歩くにあたっても普段より暖かい服装を持っていくと安心でしょう。

魅力

秋の京都は、紅葉が美しく、日本の代表的な観光地の1つとして知られています。以下に、秋の京都の魅力をいくつか紹介します。

  1. 紅葉の美しさ 秋の京都は、紅葉が美しく、特に寺院や神社の庭園などは、見事な紅葉が見られます。特に、京都の東山地区にある、清水寺や高台寺、八坂神社などは、紅葉の名所として有名です。
  2. 美味しい食べ物 秋は、京都の美味しい食べ物が楽しめる季節です。例えば、秋限定の味覚である「栗」を使った和菓子や、京都の伝統的な料理である「鴨料理」が味わえます。また、秋は新米の季節でもあり、新米を使ったおにぎりやお茶漬けなども美味しくいただけます。
  3. 祭りやイベント 秋の京都には、多くの祭りやイベントが開催されます。例えば、10月には、京都の代表的な祭りの1つである「祇園祭」の山鉾巡行があります。また、11月には、国宝・重要文化財などの特別公開が行われる「文化財の秋」があります。
  4. 散策する街並み 秋の京都は、街並みが美しく、散策するのにぴったりの季節です。特に、祇園や鴨川周辺などは、紅葉とともに美しい風景が広がります。また、京都の伝統的な町並みを見ることができる「京町家」も、秋の散策にぴったりです。

秋の京都は、紅葉が美しいだけでなく、美味しい食べ物や祭り、街並みなど、魅力的な要素がたくさんあります。多くの観光客が訪れる季節ですので、早めの予約がおすすめです。

観光期間

2021年11月21日~23日

費用

  • 交通費 4,180円+タクシー一回利用(烏丸御池~祇園)
  • 参拝料 7,600円
  • 食費 約16,000円(一人当たり)

観光レポート

1日目 9:00-11:00

岡崎真如堂(徒歩19分)→永観堂(徒歩5分)→南禅寺(徒歩15分)→哲学の道  永観堂1,000円

徒歩圏内

秋の紅葉といえば永観堂というほど有名。色づきはじめながら道の両脇、階段の両脇の紅葉が紅葉のトンネルを演出している。昼間は本堂内と高地にある阿弥陀から紅葉を見下ろせるのがよし。夜は特に池の周囲のライトアップが一際美しい。昼夜甲乙付け難い。秋の永観堂というだけのことはある。

14:30-15:30

貴船神社

交通費 叡山電鉄(出町柳~貴船口) 430円 帰り バス電車(貴船口~烏丸御池)600円

叡山鉄道で市内から意外とすぐに行ける。山なので少し気温が低くて寒かった。最寄駅から神社まではバスが出ているが山道の紅葉が美しいと聞き30分間の徒歩を選択。うーん。山だから色づいているかと思ったがそうでもなかった。終盤はかなりしんどい。有名な鳥居と灯籠が並ぶ階段は圧巻。欲を言えば鳥居上辺りが赤々と色づいていると尚よかった。全体で言えばそれほど色づいていなかったがお参りにやたら長い列ができていた。水に浮かべる御神籤も特徴的。残念だったのはさらに登ったところにある奥堂。本堂と比べて淋しい割に山道を大分歩かされるためヘトヘトになってしまう。帰りも徒歩を選んで後悔した。

17:30-

煮込み鈴や 15, 000円/3人

烏丸御池駅から裏路地の方に入っていくとある、狭めのカウンターのみのお店。かなり裏手にある上に周辺に他の飲食店が少ないためお店の存在を知らないと、たどり着けないだろう。予約必須ではないが、17時半の時点でほとんど席は埋まっており、ワインは切れているなど予約がないと実質入れないと思われる。

基本的にはおでんのお店で、これともつ煮込みをつまみにお酒を飲めば一人3000円以内で収まるものと思われる。しかし、そのほかのお料理ももれなく美味で特に炭で丁寧に焼いてくれる焼き物と、かき揚げが最高においしかった。サービスも接客も丁寧でありがたい。

20:00-21:00

高台寺→圓徳院→八坂神社 900円

数年前に日中、それも紅葉でもない時期に来た時でさえ庭の美しさに感嘆したものだが、やはり期待を裏切らなかった。ライトアップのセンスも相まって池に映る紅葉が素敵である。石庭のプロジェクションマッピングは蛇足だとは思ったが、それ以外の参拝道も美しいライトアップが楽しめる。比較的夜遅くまで参拝できるので一日の最後に酔い覚ましに訪れるのも風流である。

2日目 10:30-12:00

比叡山延暦寺 1000円 交通費 東海道線(京都駅~比叡山坂本)660円+坂本ケーブル1,660円

京都の世界遺産に含まれておきながら唯一滋賀県に位置する延暦寺。比叡山坂本駅から徒歩30分で日本一の長さを誇るケーブルカーで山の上へ。こちらも山なのでやや肌寒い。平日ということもありお年寄りが多かった。紅葉は色づきはじめ。延暦寺の中心的な御堂である根本中堂がプレハブに囲まれた大規模な改修中で以上に残念だった。山道が紅葉であふれていたらより良かったがそこまでではなかった。建物としては東塔地域を散策した。他のエリアにも観光する場所があるのだが如何せん山の中で移動時間がかかるということでこのエリアの散策のみで下山。個人的には鐘を突いたことが最も楽しかったという何とも言えぬ気持になった。

13:30-

ラーメン 950円+500円

京都駅ほど近くに位置し、隣には第一旭がある。お昼過ぎの時間だったが、両店舗とも行列ができていたのでより空いていたコチラを選択。店構えに反して二階席もあるため、回転率はよく、スーツケース片手に訪れる客もいた。ラーメンは富山ブラックを彷彿とさせる黒いスープにとろとろのチャーシューが特徴的。特大新福そばは店名がついているため選択したが、普通の特盛だったため、普通のラーメンでよかったと後悔。また前に並んでいた客がヤキメシ(チャーハン)のみを注文していたことから、衝動的にヤキメシも選択。パラパラしているわけではないのだが、肉の味がしっかり出ていておいしかった。混んでいるにもかかわらず、店員は優しく、4名掛けに2名までの案内であまり焦らず食事ができた。

14:30-

清水寺 400円

王道にして至高とはこの寺のことを言うのだろう。観光客も多く、修学旅行生が多いのでかなり混雑しているが、写真スポットは譲り合いで比較的確保できる。写真の時点ではこの状態でもまだ色づき始めとのことでこれ以上が楽しめるとはポテンシャルを感じざるを得ない。この次の週から夜間のライトアップが始まるとのことでさらなる感動を味わえる予感。正直王道過ぎて何度か行ったことのある寺院はあまり行く気はなかったのだが、やはり有名寺院にはそれ相応の魅力がちゃんとあるものだなぁと実感するばかりであった。

15:00-

スタバ500円

清水寺から下って高台寺の方へ向かう二寧坂に位置するスターバックスコーヒー。メニューに特徴があるわけでもないが、店構えが周辺の店と同化しており、看板も緑の要素がなく、小さく見にくいため一回通り過ぎてしまったほどであった。内部は畳や日本家屋っぽさにあふれており、かなりリラックスできる空間であったといえる。いつもと異なるスタバライフに一回訪れる価値があるだろう。この辺は坂道が多いため休憩に立ち寄るのがよいだろう。

17:00-

夕食 光琳 16,000円/3人

祇園四条というかなり高価な料亭が立ち並ぶエリアの一角にありながら、ディナーのコースでも5000円台というリーズナブルなお店。今回はアラカルトでいただいた。京野菜がふんだんに使われた和食が楽しめる。この店の特徴は何といっても出汁のうまみがずば抜けていること。食材の味がしっかりと出ていて、満足感が大きい。特にお気に入りは鶏と京水菜煮750円。揚げた鶏肉と京水菜が山椒の聞いた出汁に浸っており、食べるたびに食欲がわいて出る味わい。その他揚げ物や野菜がメインの料理も丁寧な味付けでこの度最高の食事だったといえる。食べログの評価が信用ならんと思った。

3日目 10:00-

圓光寺→詩仙堂 1500円

予約が必要な寺院。ただ実際に行ってみたところ予約なしでも自由に拝観可能とのこと。1番の見どころは額縁のような室内から庭園を眺められるスポット。人が群がっていたが、皆部屋の後ろの方で他人の画角に入り込まないような配慮ができていた。円山応挙の竹林図屏風が不意打ちで見られた。勿論、有名な額縁庭園も素晴らしいが、少し山がちな地形をいかして建物の裏手の山から見える紅葉と街がみられこちらも満足感があった。

圓光寺から大原に向かうバスの時間調整に近くの詩仙堂に立ち寄った。よくある日本庭園がみられる堂かと思ったが葉の色付きがちょうどよく、丸く刈り取られた植え込みも特徴的であった。日本庭園の裏側にも意外に広い庭が広がっており、いい意味で期待を裏切った。満足感があった。

12:00-13:30

三千院→宝泉院 1500円

交通費バス(修学院駅前~大原)340円

大原というアクセスしにくい地。山の方であり寒いが他の地域と比べると色づきが進んでいると聞き駆けつけた。緑も混じりながらも市内と比べていい具合に紅葉しており、地面の苔が敷き詰められているさまが紅葉と相まって非常に美しい景観を造り上げていた。他の寺と比較すると、まっすぐな木がいくつかあってこれが景観にアクセントを加えていた。院内は広く、少し上ったところでは梅茶を無料でいただけた。観光客も多かったが他にはない唯一無二の景観で非常に満足であった。

この付近には三千院を含め3、4つの院が点在しているがおそらく三千院の次の見どころとして上がるのが宝泉院ではないだろうか。額縁のような室内がある点は圓光寺に似ている。拝観料に抹茶とお茶菓子がついており、高樹齢の松と美しい庭を眺めながらいただけるという贅沢。やや、葉が散りつつあった。

15:00

(大原~三条)バス 490円

本能寺

16:00

祇園 徳屋 2200円/2人

八坂神社の近くにある甘味処。常に人が並んでいる。甘味処のため回転率は悪くない。午後4時前の入店だったが既に売り切れが多く出ていることからも人気がうかがえる。一番人気のわらび餅はそれ自体に味もついておりプルンプルンでいくらでも食べられるおいしさ。黒蜜ときなこをかけていただく。食べ終わったら冷やす用の氷はかき氷としていただけるという、二段構えのスキのない甘味。ぜんざいはその場の網で餅を焼いて熱々のお餅をあんこに投入していただく。あんこの甘さがなんとも言えなかった。並ぶ価値あり。

17:00

夕食 2,200円

高台寺の目の前、圓徳院の出口に位置する湯豆腐屋。南禅寺の付近にも湯豆腐屋は多くあったものの一番安いという理由でこのお店にした。頼んだのは湯葉御膳2200円。自家製の湯葉をあらゆる食べ方で楽しめる。グラタンや湯葉あんかけご飯など京都ならではを楽しめるほか。窓から夜の京都がうかがえるのも悪くない。当日予約はできないものの、店員さんの丁寧な対応があり問題なく入店できた。

18:00

知恩院 700円

夜、祇園方面から歩いていたらやたら光っている寺院があったため何となく寄ってみた。全体的に建物ひとつひとつが大きくて壮大なイメージ。ただ個人的には寺院にも関わらずクリスマスイルミネーションかのようにピカピカ光すぎており。そのセンスはいただけないとは思った。このライトアップならば紅葉の必要はなかったのではないかと感じた次第。

19:00

永観堂 600円

日中とは異なる永観堂の美しい紅葉をライトアップで楽しめます。永観堂のライトアップは、落ち着いた光の演出で、お寺の美しさを引き立てます。境内には、紅葉や庭園の木々、池、そして懐かしい風情のある建物など、様々な要素があり、夜になるとそれぞれに異なる表情を見せます。また、ライトアップの時間帯には、混雑が少なく、静かな雰囲気が漂います。

永観堂のライトアップは、美しさに加え、日本の伝統や文化に触れられる貴重な体験となります。幻想的な風景を見ながら、静かな時間を過ごすことで、心が癒されることでしょう。是非、秋の夜に永観堂のライトアップを訪れ、日本の美を堪能してみてはいかがでしょうか。

まとめ

秋の京都は、日本を代表する観光地の一つであり、多くの人々に愛されるシーズンです。魅力と注意点を理解したうえで観光を楽しみましょう。

【魅力】

  • 紅葉の美しさ:京都には多くの紅葉スポットがあり、紅葉の美しさを堪能できます。特に、東山エリアの紅葉は美しく、多くの観光客に人気です。
  • 食文化の楽しみ:京都は日本の伝統的な食文化が根付いており、秋には鴨料理や季節の味覚を楽しめます。また、京都は抹茶や和菓子の名産地でもあり、美味しい和食が楽しめます。
  • 文化財の魅力:京都には多くの世界遺産があり、歴史や文化に触れることができます。また、京都は和の趣きが残る美しい街並みが広がっており、散策するだけでも楽しいです。

【注意点】

  • 混雑することがある:秋は京都を訪れる観光客が増える時期です。そのため、人混みを避けたい場合は早めの時間帯や平日に訪れることがおすすめです。
  • 気温の変化に注意する:秋の京都は朝晩が冷え込むため、服装には注意が必要です。昼間は暑くなることもあるため、上着を持参するなど、調整が必要です。
  • 混雑による渋滞に注意する:京都市内は交通渋滞が発生することがあります。公共交通機関を利用するか、早めの時間帯に移動するなど、時間に余裕を持って行動することが重要です。

秋の京都は、紅葉が美しく、神秘的な風景が広がります。寺院や神社の境内に漂う秋の香りを感じながら、美味しい鴨料理や和菓子を味わい、古都の街並みを散策しませんか?心に残る秋の旅の思い出がここにあります。

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