No.5 法律の勉強って数学に似ているって話

小言

 法律の勉強を始めて、この科目は大学受験科目でいうどの科目に近いのかとふと思った。全くの詳しくない人なら問答無用で社会科目に近いという印象を受けるかと思うが、個人的には社会科目よりも数学に近いのではないかという風に思っている。具体的には、勉強方法が近いという事であり、「数学の①公式を覚える②ベタ問を繰り返す③応用問題で①②を組み合わせる」というプロセスにおける①が論証に変わったものが論文問題における法律の勉強であると思う。勿論、論証に求められる一定以上の暗記量は社会科目に通ずる所があるし、短答は社会科目的要素が強いだろう。また、事例問題の複雑な問題文を読み解くのに国語力が必要なのも間違いない。

 あくまで、自分の印象の話なので共感されないこともあるだろうが、一つ思ったことがある。高校時分は数学がやりたくなくて私立文系を志望していたが、冷静に考えてみると、数学という科目は時間をかければ確実に伸ばせるように思えてくる。少なくとも国語や英語のようなベタ問を繰り返すみたいな勉強が妥当しない科目よりも見通しが良いのではないか。数学真面目に勉強しておけばと後悔する今日この頃である。

しかしながら、その一方で法学部は文系の中でも数学は全く使用しない学部であることも確かである。商学部や経済学部はある程度統計や計算も求められるが、法学の勉強において計算が求められる機会は時効完成の年数を確認するための足し算くらいしかない。面白いことに数学的な考え方をする科目でありながら、数学自体は全く使わないといえるのである。

 

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小言

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