パリの治安

フランスは治安が悪いと聞きますが実際のところどうなのか。世界的な観光地だし、行ってみたいけど、治安が心配という印象もあるのではないでしょうか。今回は実際に、私がパリに行って感じたことを綴ります。

事前通達

事前にパリを訪れた人に治安がどうだっか聞くと、地下鉄でハンドバックに手を突っ込まれた。修道女のような恰好をした女性に付け回されたなど、どちらも集団だったのにも関わらずの被害だったため、個人旅行をする私は尚警戒する必要があると感じていた。

恐喝体験談

現場：サクレ・クール寺院下部のスロープ

時刻：20：00過ぎ

サクレ・クール寺院から街の方を写した写真の、赤くまるで囲ったらへん

私は19：00くらいにパリ北駅に到着し、その足でサクレ・クール寺院観光に行きました。一通り観光を終えて、写真のような階段を下っていきました。行きは違うルートできたため、こちらのルートは初めてでした。また、写真のように結構人がいました。

写真の丸で囲った部分はスロープのようになっていました。ここで何人かの観光客が黒人男性につかまっていました。私は横目でそれ見ながらスロープ沿いを歩きました。すると黒人男性が二人ほど回り込むように、話しかけてきました。

こういう絡みは経験していないわけではなかったのですが、進行方向をふさがれたため、やむを得ず立ち止まって東京と答えました。

ジェスチャー付きで手を前に伸ばすように行ってきます。最初は2人だった黒人が4人ほど私を囲みます。背面はスロープの手すりがあり逃げられません。手を伸ばす意図がよくわからなかったのですが、断れずに手を伸ばすと…

フランスカラーのミサンガのようなものを腕くくり始めました。ミサンガといってもただのタコ糸を三色に編み込んであるだけのものです。

といい、私は腕を引こうとしましたが、腕はしっかりとつかまれてしまいます。

といい結びつけます。

私は結び付けられ、知らんふりをして歩き出そうと思いまいしたが、やはり、お金を請求してきました。結びつけられてしまったし、4人に囲まれているので逃げ出せません。

まず、とりあえず€1ぐらいあげればいいだろうと思いました。€1を差し出すと

と紙幣を要求してきます。怖くなり一番安い€5を差し出しました。

€20をよこせと要求しながら、€5はとられてしまいました。怖くなって、赤い€20も差し出しました。

まだ要求されるのかと思いましたが、私が差し出していたのはイギリスの￡20でした。色が似ていたから間違ってしまいました。しかし、糸くずに€20も支払うのがばからしくなってきました。先ほど€5を受け取ったため黒人はすでに私の腕を離していました。

逃げよう

全速力で坂の下へと逃げました。追いかけてくるかと思いましたが、彼らは遠くで叫んでいるだけでした。その後のことはパニックになっていてあまりよく覚えていません。腕についている意図が気持ち悪すぎて捨てました。今考えると、とっておいた方がエピソードトークとして面白かったとも思いましたが。

まとめ

①パリには黒人が多い

他のヨーロッパ諸国と比べても、黒人が多いという印象でした。特にパリ北駅周辺には多かったです。黒人がいると治安が悪くなるというわけでは決してありません。が、パリの黒人はごみの処理だったり、路上販売だったりといった仕事をしており、それらの仕事を白人がしているのは目にしませんでした。黒人に対する経済的格差があるからこそ治安が悪くなってしまうのだと考えました。

②話しかけてくる人が多い

紐を売ってきた黒人のほかにも、道に迷っているような方や、アンケートなようなものを持った方、グッズをもって回ってくる方などかなり声を掛けられました。恐喝事件が最初にあったため、すべて無視させていただきました。本当に困っていたなら申し訳ないのですが、道迷って明らかにアジア人の私に聞くわけがないので怪しいですね。結局無視が安全かもあ入れませんね。

②観光地は比較的安全

パリの代表的な観光地が広がっている地域は現地の方よりも外国人観光客が多いので安全なイメージです。海外に旅行に行く余裕のある観光客はそれほど危険ではないし、視界が開けていて人の目があるので個人的には比較的安全だと思いました。ただ、サクレクール寺院も観光地なのにという場合もあるので油断は禁物です。

④集団行動

一人と特に舐められやすいというのがあるかと思います。それに被害にあった後の精神的ダメージも大きいので一人旅よりかは二人以上での旅行がおすすめです。

⑤地下鉄について

地下鉄の治安が特に悪いと聞いていたのでほとんど乗らなかったのですが、被害がなかったので特にわかりませんでした。ただ朝は日本の通勤ラッシュのように人が多かったです。