【旅日記】京都・奈良・嵐山を巡る秋の3日間

旅行

10月下旬、秋の深まりを感じる季節に東京から京都・奈良・嵐山を巡る旅へ出発した。ちょうど、奈良で正倉院展が開かれるということでぜひ行きたいと思い旅行することに決め、ついでに京都も観光することにした。紅葉には少し早い時期だったが、雨に濡れる寺院や庭園の美しさ、奈良の静けさ、嵐山の賑わいと自然の調和を体験できる充実した旅となった。

10月26日

 

6:48 東京駅発 → 9:01 京都駅着 新幹線で京都へ。朝の移動は少し眠いが、到着と同時に旅の高揚感が広がる。もともとわかっていたことだったが、東京の時点で天気が悪く、京都も雨が降っていた。

 

 東福寺(9:30)

「雨でも映える寺」として知られる東福寺は、京都五山のひとつ。

特に有名なのが通天橋で、青々とした木々の中に架かる木造の橋は、紅葉の季節には一面が赤や黄に染まり、まるで絵画のような光景になる。訪れたこの日は雨模様だったが、しっとりと濡れた木々と橋のコントラストが美しく、静謐な雰囲気を醸し出していた。

境内には巨大な石庭もあり、龍安寺の枯山水とは異なるダイナミックな構成が印象的。朝早い時間だったため人も少なく、ゆったりと観光できた。

 

 三十三間堂(11:10)

東福寺から徒歩20分ほど。三十三間堂は、南北に約120メートル続く長大な本堂が特徴で、堂内には千体の千手観音立像がずらりと並ぶ。圧巻の光景で、訪れる人を圧倒する。さらに手前には二十八部衆像が配置され、それぞれの表情や姿勢がユニークで、見ていて飽きない。内部は撮影禁止だが、記憶に残る迫力がある。最近「ブラタモリ」で紹介されたこともあり、整備が進んで観光しやすい。

 

 清水寺(13:00)

途中で「ゆばチーズ」(500円)を軽食に。

清水寺へ向かう坂道は急で、徒歩では体力を削られる。

境内は外国人観光客を中心に大混雑で、静かに参拝する雰囲気ではなかったが、清水の舞台から眺める京都市街の景色はやはり格別。雨が強まる中、早めに目的地へ移動。

 

 ハイアットリージェンシー京都 アフタヌーンティー(14:30)

地下1階「日本料理・東山」で開催されるオータムアフタヌーンティー。緑茶をテーマにしたティースタンドとブッフェ形式の組み合わせは珍しく、目にも鮮やかな抹茶スイーツやセイボリーが並ぶ。

  • ティースタンド:旬のフルーツタルト(シャインマスカットや無花果)、葡萄ゼリー、てまり寿司、サーモンフライバーガー、フォアグラムース最中など。

  • ブッフェ:南瓜のクリームブリュレ、モンブラン、紫芋ケーキ、柿タルト、薩摩芋パイなど秋の味覚が勢揃い。

  • ドリンク:一保堂茶舗の日本茶各種、抹茶ラテ、和紅茶、玄米茶など。

落ち着いた雰囲気の中で、秋の味覚を存分に楽しめる贅沢な時間だった。

 

京都から奈良へ(16:36発 → 17:21着)

京都駅周辺の喧騒と比べ、奈良駅周辺は人が少なく静かな印象。駅近くのホテルアジール奈良にチェックイン。

 

 重乃井(19:00)

奈良市内の老舗うどん店。アフタヌーンティーで満腹だったため、軽めに天ぷらうどんを注文。関西風の出汁が香り高く、胃に優しい味わい。外国人観光客も訪れていた。

 

10月27日|奈良観光

 

法隆寺(8:50)

世界最古の木造建築群として知られる法隆寺。修学旅行以来の訪問で、西院伽藍だけでなく大宝蔵院も見学。国宝の仏像や工芸品が並び、教科書で見た文化財を実際に目にする体験は感動的。朝早く訪れたため空いており、じっくり鑑賞できた。入場料は高めだが、それ以上の価値がある。

 

ももしき(11:30)

牛まぶし丼やすき焼きが名物の和食店。個室で落ち着いて食事ができる。荒めに削った山葵が個包装で提供され、香りが豊かで料理を引き立てる。おしゃれな雰囲気で満足度が高い。

 

東大寺(13:00)

奈良観光のハイライト。大仏殿は世界最大級の木造建築で、中に鎮座する盧舎那仏(奈良の大仏)は圧倒的な存在感。周辺は鹿が多く、観光客で賑わっていた。柱の穴くぐりは外国人観光客が中心で、日本人は少なかった。

 浮見堂(13:50)

鷺池に浮かぶ八角形の木造建築。水面に映る姿が美しく、奈良公園の中でも静かなスポット。池の周囲には遊歩道が整備されており、散策しながら四季折々の風景を楽しめる。春は桜、秋は紅葉が水面に映り込み、写真映えする場所としても人気。観光客が少なく、静けさの中で奈良らしい風情を味わえる。

 

 奈良国立博物館 正倉院展(14:15入場)

年に一度開催される特別展。瑠璃杯、蘭奢待、双六など、歴史的価値の高い宝物を鑑賞。混雑は激しかったが、保存状態の良さに驚かされる。千年以上前の衣類や調度品が鮮やかに残っていることに感動。

 

春日大社(16:30)

朱塗りの社殿と並ぶ灯篭が幻想的。境内の一部は有料だが、雰囲気は抜群。参道に並ぶ石灯籠や釣灯籠は約3,000基にのぼり、夜のライトアップでは幻想的な光景が広がる。古代から続く神社の荘厳さを感じられる場所。

 

 じゅん平(18:45)

奈良の地元食材を使う居酒屋。明石風だし巻き卵、奈良地鶏の炭火焼き、九条ネギ焼きなど、野菜料理が特に美味。日本酒も豊富で、奈良の夜を堪能できた。

 

10月28日|奈良から嵐山へ

 

古都華(7:00)

JR奈良駅構内の食堂で、卵かけご飯定食(550円)を朝食に。駅ナカで手軽に食べられるのがありがたい。

 

柿の葉寿司 たなか(8:20)

近鉄奈良駅でお土産購入。奈良名物の柿の葉寿司は、鯖や鮭を柿の葉で包んだ保存食で、香りが移って独特の風味が楽しめる。

 

 奈良発(8:57)→ 京都着(9:51)

奈良駅から近鉄で京都へ戻り、荷物を駅に預けて嵐山へ向かう。秋の観光シーズンということもあり、嵐山は混雑が予想されるため、まずは食事処を探すことに。

 

ダックラーメン(10:50)

嵐山の住宅街にひっそりと佇む古民家風のラーメン店。店内は和風というよりもフレンチレストランのように洗練されており、メニューには文字がなく、視覚的に料理を選ぶスタイル。外国人観光客が多く訪れていて、国際色豊かな雰囲気。 注文したのはオレンジ風味の鴨つけ麺。鴨肉は柔らかく旨味が濃厚で、オレンジの爽やかな香りがアクセントになっている。ただし麺との絡みはやや弱めで、ラーメンというよりも創作料理に近い印象。嵐山らしい「観光地グルメ」として楽しめる一杯だった。

 

渡月橋(11:30)

嵐山のシンボルともいえる木造橋。桂川に架かるこの橋は、平安時代から歌に詠まれてきた名所で、渡ると嵐山の山並みと川の流れが一望できる。訪れた日は川辺にサギが佇み、水面に映る姿が絵になる風景だった。裏手の山は紅葉が始まりかけており、見頃になればさらに美しい景観になるだろう。

 

 天龍寺(12:00)

世界遺産に登録されている臨済宗の大本山。嵐山の中心に位置し、広大な庭園が有名。曹源池庭園は池を中心にした回遊式庭園で、嵐山の山並みを借景に取り入れた壮大な構成。訪れた日は天気が良く、池に映る青空と緑が美しく、観光客も多く賑わっていた。境内の建物は質素ながらも禅寺らしい静けさを感じさせる。

 

竹林の小径(12:50)

嵐山の名所のひとつ。両側に竹が立ち並ぶ道は、風が吹くと竹同士が擦れ合い、独特の音を響かせる。観光客が多く賑やかだったが、本来は静寂の中で竹の音を楽しむ場所。道の両サイドには枯れた竹を使った柵が整然と並び、自然と人の手が調和した美しい景観を作り出している。

 

二尊院(13:20)

嵐山の喧騒から少し離れた小倉山の麓にある寺院。境内は広く、紅葉が始まりかけていて、風の音やししおどしの音が響く静けさが魅力。名前の由来は、本堂に釈迦如来と阿弥陀如来の二尊が祀られていることから。人が少なく、落ち着いた雰囲気の中でゆっくりと散策できる。嵐山観光の中では穴場的存在。

 

 宝泉(15:30)

京都駅に戻る前に立ち寄った甘味処。注文したのは抹茶パフェ。濃厚な抹茶アイスに白玉や小豆が添えられ、見た目にも美しい。旅の締めくくりにふさわしい甘味で、心も満たされる。

 

京都発(16:33)→ 東京着

荷物を回収し、新幹線で東京へ。京都・奈良・嵐山を巡る3日間の旅は、歴史的建造物からグルメ、自然まで幅広く楽しめる充実したものとなった。

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